ここ数日、macOSのスマートメールボックスがなぜか機能しなくなり困ってました。
自分のメール運用は、返信が必要ないメールはすべて既読にして、返信しなければならないメールや、到着が遅くなるとわかっている商品を注文したときのメールのようにしばらく忘れないように保持しておきたいメールにフラグをつけて、それをスマートメールボックスを使って管理しているのですが、これが使えなくなると一大事なのです。
具体的にはスマートメールボックスで以下の条件を設定してます。
- 未開封
- フラグがついている
メールを起動したら、このスマートメールボックスだけを見て必要のあるものだけフラグをつけて、後は既読にしています。既読にすれば次回このスマートメールボックスでは表示されないので、処理すべきメールがわかりやすいのです。
あとは、メルマガだったり、特定のメールは別途スマートメールボックスを作ってそっちで管理してます。常に見るまでもないものは自動で既読にしてたりして、見るべきメールを減らしています。
こんな感じで、とにかくスマートメールボックスありきでメールを使っているので、これが使えなくなるとめちゃくちゃ辛い状態になるのです。
現にこの状態に陥ってる状態で、返信しなければいけないメールを忘れてて、返信が遅れちゃったりもしました。
この状況を改善させるためにすべきことを検索してみると、大きく2つの方法があることがわかりました。
- Envelopeのインデックスを作り直す
- Spotlightのインデックスを作り直す
前者は、~/Library/Mail/V5/MailData
に存在する Envelope Index*
を削除して、Mail.appを起動し直すという方法。
(Mail/V5/ のV5はOSのバージョン(というかMail.appのバージョン?)によって変わります。)
この方法をやってもダメでした。
次にSpotlightのインデックス再構築ですが、よく目に付く検索結果では、システム環境設定→Sporlight で検索結果から メールとメッセージ
のチェックを外してまたつけるという方法と、プライバシータブで起動ディスクを入れて、また解除するという方法が紹介されています。
スマートメールボックスはSpotlightの検索が使われているので、こちらが有力な解決方法だったのですが、残念ながら変化ありませんでした。
しかし、本当に索引が再構築されているのか疑問だったので、GUIではなくコマンドラインで確認してみます。
$ mdutil -s /
mdutil disabling Spotlight: / -> kMDConfigSearchLevelFSSearchOnly
Indexing disabled.
ん!? disabledってでてますね。
おかしいです。
enableにするために以下のコマンドを叩きます。
( /Volumes/Macintosh\ HD
は /
だけでもいいかもしれません)
$ sudo mdutil -i on /Volumes/Macintosh\ HD
$ /:
Indexing enabled.
無事enabledになったようです。
少し経ってからSpotlightからメールアドレスを入れてみたら検索できていたので、Mail.appを起動。
無事にスマートメールボックスの中身が復活しました。
なんでdisabledになってしまったのかわかりません。
とりあえずこの方法で復帰できる可能性があるので、同様の現状で困っている人は試してみてください。
なお、現状の環境は、macOS High Sierra (10.13.)です。
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