AppleTV (2nd Generation)を買った。そして使ってみた。さらに妄想してみた。

日本未発売のAppleTV(2nd Generation)を個人輸入し使ってみたので簡単にレビューしてみます。
まだ1時間も触っていない体験レベルなので、その辺はご了承を。

まず特筆すべき部分はストレージを持たなくなって小型化した筐体。
すでに様々なところで写真を見たと思いますが、実物をみるとさらに感動するほどの小ささと、質感なのです。

付属品は電源ケーブル、AppleRemote、本体、説明書とシンプル。
HDMIケーブルは付属していないので、別途用意する必要があります。
またネットワーク必須端末ですので、Ethernetケーブルが必要です。
今回は試しませんでしたが、無線LANでも接続できます。ただHD画質のストリーミングを考えるとなるべくならケーブル接続をお奨めします。

初回の電源投入では言語選択。
Apple製品はグローバルなのでちゃんと日本語も選択できます。
ここは画面のローカライズなので、アクセスするiTunesの国とは関係ありません。
ちなみに1st Generationでの電源投入時のスプラッシュムービーは新型のAppleTVではありません。いきなり起動します。

AppleIDとパスワードを設定するとすぐに使える状態になります。
どの国のiTunes Storeを利用するかを設定できるのですが、当然アカウントがないとレンタルなどはできません。
USアカウントを持っていれば、TVドラマや映画をレンタルして視聴することも可能です。要するにフルで機能を堪能できるワケです。
ちなみに日本に設定するとムービーは上映中(予告編みたいなもの)しか表示されず、テレビ番組のメニューも表示されないためかなり寂しい状態になります。
この辺、日本での整備(そしてAppleTVの販売)が待たれるところです。TSUTAYAとかと組んだらすごいことになりそうなんですが大人の事情はそう単純じゃないんでしょう。

日本でAppleTVを使うには、家庭内のLANにつながっているiTunes（ホームシェアリングの設定が必須）の動画をみたり、Youtubeの動画を大画面で見たりという使い方になってくると思いますが、AirPlayに対応しているのでiPhone/iPadのiOSが4.2になった時点で違った楽しみ方ができるようになります。
AirPlayは動画・音声のストリーミングをサポートする機能で、たとえばiPhoneやiPad内の動画を電車で途中まで見ていて、家についたらAirPlayでAppleTVを経由して大画面でそのまま継続して観るなどができるようになるのです。
多分・・・。
多分というのは、まだiOS4.2がリリースされていないのと、AppleTVの設定にAirPlayの項目があるのですが、それがスピーカーの入・切しかないので検証できないため。さらに自分がAirPlayの仕様を勘違いしているか・・・。

さて気になる画質です。
実際にIRON MAN2 をプレビューしてみたのですが、すぐに再生が始まります。
画質はプレビューだからだと思うのですが、DVD画質くらいでした。若干ブロックノイズが目立ちます。
ただ途中で止まることなく再生は最後までできました。
レンタルした場合の画質はプレビューと違うとは思うのですが、後日実際にレンタルして検証してみます。

初代AppleTVは（それでも小さいが）大きく、また発熱も多かったのですが、新型AppleTVは小型で発熱もほとんど無いのでリビングに気軽におけるようになりました。
ストレージを持たないので今のハードでは難しいかもしれませんが、もしAppleTVでアプリが購入でき、動作するようになったときに大化けする気がします。
特にゲーム関連は本気でWiiとかPS3とか打撃を受けそうです。
iPhone/iPadアプリですでにAppleはRemoteというアプリをだしていて、AppleTVのコントローラ代わりになるようになっています。
AppleTVでアプリ解禁になってゲームがでてきたら、様々なセンサーを搭載している現在のiPhoneやtouchがコントローラ代わりになるということもできるという証明です。

妄想はさておき、ソフト・ハードそしてApple側のサーバ。どれもちょっと触った感じでは文句がないです。
強いて言えばAppleIDの入力が面倒なことですかね。

日本で使う分には100％の機能が使えないとしても、個人輸入する価値があると思います。