3月 202011
 

オブラブが「iOSプログラミング逆引きリファレンス108」のプレゼント企画をtwitterで行っていましたので、応募したところ見事当選しました。
お礼も込めてここでレビューを書かせていただきます。

タイトルからみてもわかるように108の事例が簡単なソースを交えて解説されています。
iOSプログラミングを対象としていますので、SDKの部分だけではなく、Objective-Cの例も含まれています。
特に最初のPART-1は顕著でObjective-Cの基礎部分が大半を占めるため、目次の最初をみて入門書と思われるかもしれませんが、すでにある程度知っている前提で書かれている感じがしますので、入門というよりはある程度アプリを作成できるようになった人向けの本となっています。

事例が108しかないので少ないのですが、おおむね浅く全体を網羅している感じです。
逆に言うと基礎部分で事例が作られているため、凝ったことをやりたいときに本書には載っていないことが多いということです。
目的と解決方法がまとまって書かれているのはわかりやすく、一度読んでこんなことができるということを浅くでいいので覚えておき、実際にその機能が必要になったとき初めて逆引きとして利用するという方法が本書にはあっているのかなと感じています。
各機能の入り口を示してくれているといった感じでしょうか。
そこから先深く進むのであれば、本書を離れ別の書籍やSDKリファレンスの出番となります。

基礎的とはいえ108あるので、自分の知らない方法や機能を知るきっかけになるでしょう。
買って損はない書籍であると思います。

ちなみにObjective-Cの逆引きリファレンスとしては「Objective-C逆引きハンドブック」がお奨めです。
こちらは本当に逆引きとして利用するのに適しています。

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 Posted by at 3:29 AM  Tagged with:

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