1月 042016
 

久しぶりに行ったハードオフで『MSX turboR A1ST』を見つけました。
オークション価格と変わらなかったのですが、結構綺麗な外箱だったので迷わず購入。
当然ですがメンテされている物じゃないので、FDDは故障しています。

 

A1STの外箱

A1STの外箱

A1STのマニュアル

マニュアルあり

 

FDDの故障の大半はベルトのゴムが劣化して切れているパターンです。
替えのベルトがないので、ディスクシステムの修理に使って大量に余っているモビロンバンドを使ってみようと思います。
A1STのFDDはモビロンバンドだとうまくいかないという事例もありますが、とりあえず検証してみます。(Everything is my delusion ! )

ではまず、本体をあけましょう。
裏側に見えるネジをすべてとります。その後キーボードの下側を浮かせ、左を浮かせ、そのまま右側へあけていきます。
めちゃくちゃ固いので結構力を入れる必要があるので、壊さないようにゆっくりと力を入れます。

本体を空けた

本体を空けた状態

ケーブルがあるので、基板側のコネクタから外します。

カバーを外した状態

カバーを外した状態

 

カバーを外して、FDDが見えるようになりました。
キーボードも外して掃除&漂白したいところですが、今回はFDDだけ修理していきます。

FDDを外す

FDDを外す

FDDを外した本体

FDDを外した本体

FDDが外れました。とりあえず目視でコンデンサの液漏れがないかチェックします。
キーボードの下は見ていませんが、液漏れはしていないようです。もうだいぶ年月がたっているので、早めに交換しておきたいところです。

FDD裏面

FDD裏面

FDDの裏面カバーを外すとプーリーが現れます。
写真では綺麗ですが、ちぎれたゴムベルトがいっぱいありました。
ディスクシステムの修理でも触れたように、付着したゴムベルトの残骸を綺麗に取り除いておく必要があります。

プーリーを清掃した後

プーリーを清掃した後

この後、実際にモビロンバンドをつけて回してみます。
やはり1本だとだめで、2本でも実際に動かすと読み込みがうまくいかなかったので、掟破り(やけくそともいう)の3本でやってみます。

3本のモビロンバンドをつけた

3本のモビロンバンドをつけた

正直ちょっとやりすぎかな?と思ったのですが・・・・

イースの読み込みができた

イースの読み込みができた

イースの読み込みができました。
手持ちのゲームでうまく読み込めないものが多数あるのですが、フロッピーがもうダメなのか、ドライブがダメなのか・・・
もう一台あるMSXを引っ張り出すのも面倒なのと、とりあえずオークションでベルトを調達しているので、そのうち差し替えることにし終了します。

ちなみに表示している液晶は、すでにレトロPCでは必須アイテムとなっているLCD-8000Vです。
この液晶モニターは15KHzの表示も対応している優れもの。
ただD-sub 15pin入力なので、MSXの21pinから変換する必要があります。
ウチにはちょっと古いですが、電波新聞社のXRGB-2 アップスキャンコンバーターがあるので、21pinからD-sub 15pinにして出力しています。

[追記 2016/03/20] モビロンバンドではやはり滑ってしまうのかダメでした。
純正のベルトだとOKだったのですが入手困難なので、今後はなんとか手に入れるしかない状態です。

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 Posted by at 8:39 PM

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